吟詠つれづれ

高知城歴史博物館の明治150年特別企画展 関連企画 音楽会にて 吟詠のご紹介をさせて頂きました。

一部は渡部淳館長様による日本音楽史古代〜近世の展開と楽器の講義がございました。館長様は20分の持ち時間に、雅楽 声明 謡 三曲を軽やかに実演紹介なされ、ご説明下さいました。その多才ぶり、伝える力の素晴らしさに館長様、輝いて眩しく拝見いたしました。

私たち秀鳳流は幕末に愛された音楽として吟詠を担当し4名参加をさせて頂きました。〔写真は撮れなくて控え室のもの。〕プロジェクターには漢詩、学芸員様からは詳しいご説明があり、じっくり味わって頂きました。このような学ぶスタイルの企画、いつもの舞台とはひと味違う新鮮さでございました。宗家とのむりやり切り抜きツーショットもわたしには嬉しい記念となりました。

「わたしの詩吟」  春野日高支部 松木美都

 

わたしは昨年の8月から春野教室でお世話になっています。

わたしは子供のころから歌うことが好きで大人になってからは演歌を好んで歌うようになりました。しかし、とても難しく練習しても思うように歌えないと悩むことが多くなりました。そんなときに歌手の方が「以前、詩吟を習っていました…。」と耳にすることがあり、音程や発音の良さは詩吟で勉強したことが基礎になっているのではないか?と興味を持つようになりました。

唯、入会するまでほとんど聞いたことがなく、自分に出来るようになるのだろうかと当初は不安だらけでしたが、先生や先輩方に一からご指導頂いて、気がつけば今では毎週水曜日は楽しい時間を過ごしています。今後は少しずつでも上達出来たらいいなと思っていますので、これからも宜しくお願い致します。

「仕事と詩吟」  葵 支部  中屋さおり

わたしは平成12年から介護の仕事をしています。訪問入浴やデイサービス、現在はヘルパーです。どこの部署になってもやりがいを感じる仕事ですが、子供の頃から【人前で発表】はとても苦手でした。歳を重ねていく為に自分に自信を持たなくてはいけないと考えているところに詩吟と出会いました。結婚式でおじさんが詠うイメージが強く、少し不安でしたが朝子先生の吟詠を聞き、もし自分でも詠えたら凄いだろうなと思い、今では声を出すことが一番の楽しみです。嫌なことがあった時にも声を出せばすっきりします。また明日からいろんな事を頑張っていこうと心のリセットが出来る場所でもあります。何より、詩吟を通じて新たに大切な楽しい仲間に出会えたことに感謝しています。仕事が出来ること、詩吟が出来ること、周りの方が本当に良くしてくれるおかげだと思います。末永く詩吟を続けて行きたいと思っています。

 

秀鳳流には お寺での吟詠教室があります。

先日 4月11日の午後、お稽古場に訪問致しました。

こちらは市内北部の北秦泉寺にあり、真言宗弘法寺の一室をお稽古場として利用させて頂いております。

お花が好きな御住職さま。

敷地内には美しい芍薬の花が数多く咲いていました。見事な花にすっかり癒されたことでございました。

三谷祥元御住職さまの温かなお気持ちに守られながら 副住職さま、若いお坊さんお二人、外部の方が集い、大変熱心にお勉強されています。

この日は、当流の新聞の記事を書いてくださったお坊さん 岡林賢祐さんのお写真を撮りに伺ったわけですが、びっくりするような大きなお声で 「熊本城」ご吟じておられました。

吟詠は、お経のためのお稽古にもなっている?と思ったことでございました。

他の支部の皆さんも、弘法寺文化教室 お気軽にお尋ね下さいね。    秀宗

 

 

 

 

 

とても良い季節。とは申せど、桜は早めに散っており 春爛漫から新緑の季節へと明らかな移ろいを感じております。

今日は、高知県護国神社にて奉唱のお役目を務めて参りました。この春季大祭には毎年年度初めの最初の月曜日と決まっている日程とのことで御座います。

わたしのお役目はと言いますと予め日頃より短歌を詠まれておられる方々からの沢山の作品のうち、選歌十首、選者三首うち、三首を選び、朗詠するというもので御座いました。

一首一首の作品には、ご家族、ご親族の御霊安らかにと願う気持ちがよく感じ取られ、三首だけということでしたので内心選ぶのに戸惑いました。どれもこれもが素晴らしいからです。

戦後七十三年。すっかり様変わりした日本。

ご参列の方々は、ご年齢が高い方、又、その子供世代で一杯でした。しかしながら十年前にはもっと賑わっていたのではないかとも感じました。継承することがこれもまた必要不可欠で御座います。

そのような中、知事はもとより県内にて政治を司る方々、衆議院議員の先生、参議院議員の先生、遺族会の代表の方、高知の自衛隊の代表の方、‥‥多くの方々の祈りが社にこだまし、とても清々しい気に包まれました。

ふわりっと桜の花びらが一枚、わたしの足元に舞い落ちてきて、まるで祖母がここに来て喜んでいるように感じ、なんだかとても有難い気持ちになりました。

戦争という過酷な喪失を前に、誰もがこの平安の価値を見失ってはいけないのだとつくづく感じました。

わたしも宗家に吟詠を教えて頂き、このような実感を得る経験を得られたことに、せつないような時間の流れの傷みを思い、感謝の気持ちで一杯です。

本日は、英霊の御霊をお慰めする日。軽々に携帯で写真を撮るような無粋なことは憚られ、自宅に帰りての一枚と致しました。

秀宗

今日は、当流の青年部(~50歳まで)の方々を対象に特別研修会を開きました。

早朝より、理事以上の先生方が協力して設営・運営の確認などし参加可能であった11名(全20名)の方々を迎えました。

午前中は、本研修会の目的確認とアクセントや詩情表現について講義があり、午後には実践講義としてそれぞれの方の吟詠と講評の時間をとり、より良き吟詠の為の内容の深い時間を過ごすことが出来ました。

宗家に直々に、またはいつもの指導者とは異なる先生の指摘を受けて受講者の表情も真剣そのものでした。

本研修会は、流派にとっても大変意義深く感じました。

先生方、受講生の皆様、お疲れ様で御座いました。         秀宗

今日は、高新教室に久しぶりにお稽古に参りました。

わたしには少壮コンクールもありましたし、最終体調管理もあり、

こちらのお稽古は先延ばしにさせて頂いておりました。

本日は、御見学の方も来られてとても楽しい時間を過ごしました。

見学の方がおいでるだけで皆さんがウキウキしています。

指導には、宗家、わたし、横田紅秀先生の3人勢揃いでした。

わたしも少壮の報告をさせて頂きました。

皆さんに温かい応援を頂いたからこそ頑張れたなあ・・・と実感のひと時でした。

宗家も熱心な指導。

いつもの通りのお稽古。とても楽しく有難い時間でした。   秀宗

先の日曜日。東京の笹川記念館におきまして、「第46回 少壮吟詠家審査コンクール 決選大会」が開催されました。

芸道の師匠である宗家。そして家族。当流指導格の先生たち。そして門下生の皆さん。流外の先生方。皆々様のご指導、ご声援を背に、少壮吟詠家コンクール3度目の通過を果たすことが叶いました。ほんとうにほんとうに嬉しいです。心から感謝申し上げます。

これからも、芸道精進致し、斯道の振興発展の為に役立てる人材となるよう頑張って参ります。何卒、宜しくお願い申し上げます。

秀宗

中嶋秀臣先生の指導である春野日高支部は 地域に密着して積極的な文化活動をしています。

今回は、日高ひな祭りの「ひだか さかぐら演芸会」第1日目に出演してきました。

この度の舞台の吟題は、後夜仏法僧鳥を聴く(青木美和さん)、九月十三夜陣中作(白岩昭鳳さん)、焦心録語に題す(窪内寛鳳さん)、歌謡吟詠「あゝ西郷隆盛」(中嶋秀臣さん)、歌謡吟詠「春の夜」(大勝秀春さん)、歌謡吟詠「櫻井の別れ」(中嶋・窪内・白岩) でした。
支部単位の活動は、会員相互の親睦にもなりますし、楽しい発表の機会を楽しみに迎えるとても良いことです。
中嶋先生、いつもありがとうございます。                秀宗
①さかぐら演芸会のチラシ。
②連吟{櫻井の別れ」。
③さかぐらひな祭りにて(日高・春野教室)。

日曜日。

今日は少々スケジュールが密なスタートです。

家人の龍馬マラソン参加の送迎と高新文化教室  受講生発表会がありました。

発表会では、女性は新島襄の寒梅 男性は頼山陽の本能寺でした。

リハーサルをしっかりしましたので本番は心配なく立派に仕上がりました。

控え室前での参加者の写真の一部をどうぞ。お二人は一年前ほどからの会員さん。穏やかなお姿をご披露下さいました。ありがとうございました。